いきなりですが、みなさんは”イタコ”ってご存知ですか?
数年前からメディアに登場して知られるようになった
青森県むつ市在住の霊能者である木村藤子さんの影響で、
イタコという肩書きについても割と認知されるようになりました。
イタコは日本古来の伝統霊媒師のことで、主に東北地方もっと言えば
青森県の陸奥・下北地方で活動し、年に2回開かれる恐山・菩提寺のお祭りの中で、
降霊や口寄せなどの霊媒術を行なう女性のことを言います。
もっとも、お寺に属する尼さんではないので場所が確保されているわけもなく、
街なかや駅前の対面占い師くらいのスペースにテントを張って、
独自に場所を確保して霊媒活動をすることとなります。
その様子は「イタコマチが建つ」というくらい、かつては賑やかだったと言います。
今ではこの伝統を受け継ぐ女性も減り、衰退の一途を辿っていくばかり。
私も霊能者として活動していた頃に、数人のイタコ霊媒師とお会いしたことがあります。
今は、高齢で降霊が大変だと引退したイタコや、鬼籍に入られたイタコもおります。
彼女たちに聞いたイタコの話、霊媒の話、降霊の話、そしてあの世の話など、
機会を見付けてここで語っていくのも良いですね。
もちろん、私自身が口寄せで見た、霊的な世界や体験もいずれは語るつもりです。
そうそう、関東にお住まいの方は、茨城県潮来市の”いたこ市”の方が
しっくりときて馴染みがあるのかもしれませんね。
私のパソコンも、地名のイタコの方が先に出てきましたよ。
ではでは、また次回。
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